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導入事例インタビュー:草加八潮消防組合様

  • 桜井株式会社
  • 5月9日
  • 読了時間: 4分

更新日:1 日前


導入事例インタビュー 草加八潮消防組合様

草加八潮消防組合 草加八潮消防局 警防課 警防係 主査

消防司令補 長 大輔様

導入年月 2020年3月

導入前の課題

・河川が多く複雑なメッシュ作成が必要で、正確な数値を把握するための業務負担が大きかった

・専門性の高い複雑な操作が必要なシステム導入に懸念があり、容易に扱えるシステムが必要だった

導入後の効果

・河川などを含む、複雑な形状のメッシュ切り作業が、数日間から数分に短縮

・日常的に使用するExcel上で操作するため、職員の誰でも取り組めるようになった

・定期的に情報更新することで、最新の水利情報を常に把握できるようになった


1.  導入までの経緯と課題

河川区域による水利基準判定の複雑さを解消するため、デジタル化に舵を切った。

——スタファイル消防水利の導入までの経緯を教えてください。


当消防局では、「消防水利の基準」(S39消防庁告示第7号)を算定する図面をデジタルデータで作成しておらず、用紙に直接書き込む形で運用しておりました。メッシュの算定に関しても、職員の手作業を余儀なくされ、作業時間を多く必要としている状況でした。


特に、当消防局が管轄する区域では、河川が多くあり、メッシュの水利基準の判定に精度と労力を求められておりました

そのため、これらの問題を解消すべくシステム導入の検討を始めました。



——導入にあたって課題となった部分はありましたか。


当初は、GIS(地理情報システム)の活用を検討していました。しかし、GISベースのシステムは専門性が高く、「職員がシステムを使いこなすのは難しいかもしれない」と導入に踏み切れない状態が続きました。


担当者の変更も定期的に起こりうるため、専門知識がなくても容易に運用可能で、引き継いだ職員でも直感で扱えるようなシステムである必要がありました。


2. スタファイル消防水利の導入理由

Excelで管理ができるなら、システムに詳しくない自分たちでも扱えるかもしれない。

——どこでスタファイル消防水利のことを知りましたか。


きっかけになったのは、以前の担当者が水利判定に関する問題を抱えており、報告会の際に当システムの話を聞いたことだったと聞いています。



——スタファイル消防水利を導入する決め手はどこだったのでしょうか。


スタファイル消防水利作業風景

課題となっていた「扱えないかもしれない」という不安を払拭できたところです。スタファイル消防水利は、Excel上で動くGISであったため、普段の仕事で使用する画面ベースで運用できる点が評価のポイントでした。また、柔軟に検索や集計・色分け図の作成などが可能で、水利管理におけるカスタム自由度が高かった点も要望にマッチしていたため、導入を決めました。


実際に導入してから判明した図面のメッシュ切りの調整に関しても、要望通りの対応をしていただけたことで、精度の高い水利情報および充足率を自動計算することができ、アフターフォローの部分も非常に助かりました


3 . 導入効果

担当者2名で数日間かけていたメッシュ切り作業が、高い精度でたった数分に短縮。

——スタファイル消防水利を導入したことで得られた効果を教えてください。


もちろん、メッシュの算定に関する報告が容易になったことです。

従来は数日間かけて、メッシュ切り作業を行い、水利充足率を割り出していました。スタファイル消防水利を導入したことで、この作業は数分で自動作成され、報告書に必要な数値を割り出すだけでなく、常に管轄区域の充足率を把握して運用することができています


当消防局は、こちらの業務担当を2名で運用していることもあり、この作業時間の短縮は業務改善にもつながっています。


4. スタファイル消防水利の導入を検討している方に一言

地図データの更新費用は懸念。それでも導入して良かった。

——最後にスタファイル消防水利の導入を検討している方に一言お願いします。


区画整理などで変わりゆく街に対して、基礎地図データの更新費用と頻度の問題は、デジタル化する上で懸念すべき点ではあると考えます。導入に向けてお打合せをしている際に、使用する地図データの種類が価格別に複数選択肢があることを教えていただいておりました。


当消防局では、地図の見やすさなどの観点からゼンリン社の地図データを活用しておりますが、費用面を考えると国土地理院データを利用することでコスト削減につながるため、一つの選択肢になると考えています。こちらは、今後の状況をみて判断していきたいと思っています。


しかし、それ以上にスタファイル消防水利は、正確な充足率判定、運用の容易さなどの観点で非常に満足しているため、報告書提出が必要な本年度(令和7年度)も積極的に活用して行きたいと思います。

5. お客様情報:草加八潮消防組合様について
草加八潮消防組合

所在地:埼玉県草加市神明二丁目2番2号

管内面積:45.48k㎡(草加市 27.46k㎡ 八潮市18.02k㎡)

担当人数:2名

※令和7年5月現在



 
 
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